研究成果の概要 |
電気分解により微粒子と気泡を発生させる電解沈殿法を乱流中に適用した際の流場変化メカニズムを明らかにし, 抵抗低減手法へ発展させる研究である. 微粒子及び気泡の形状計測をし, 微粒子の直径はマイクロスケール未満, 微小気泡の直径は5~100μm程度である事が分かった. 次にチャネル乱流中における流場変化を計測し, 微粒子の流場への影響は小さく, 微小気泡の流場への影響が支配的である事, 微小気泡により主流方向速度の低下, 乱流強度の増加, レイノルズ応力の低下が生じる事が分かった. またボイド率2.84E-4 %という非常に小さなボイド率にも拘わらず, 乱流成分が6.4%減少する事を確認した.
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