研究課題
若手研究(B)
この研究の目的は、最近発見された自己加熱チャンネルが核融合プラズマ性能にどう影響するかを明らかにすることである。これまで検討していた自己加熱チャンネルは、電磁流体として記述されたプラズマにおいてのみ存在することが判明した。ジャイロ運動論モデルによればとアルフベン波とイオン音波の結合は高周波数帯域で事実上消滅してしまう。一方、(1)高速イオン励起アルフベン波の新しい分枝の存在(2)大振幅アルフベン波がテアリングモードに対し、線形安定な配位にもかかわらず磁気島を生成するという2つの発見があり、未知の加熱チャンネルの探索を行う動機付けとなった。その物理機構に関しては現在、研究中である。
核融合炉を実現するためには効果的な自己加熱機構の存在が重要である。この基礎研究は、以前発見した自己加熱機構の理解を深めるとともに2つの可能性を提示した。この研究成果は、Nature Communicationsに論文発表した。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 6件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 6件、 招待講演 7件) 備考 (3件)
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