研究課題/領域番号 |
16K18379
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山田 純 九州大学, 医学研究院, 講師 (70582708)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 海馬 / 神経新生 / コンドロイチン硫酸 / 加齢 / ケタミン / ニッチ / 神経科学 |
研究成果の概要 |
海馬の新生ニューロンは、記憶や認知、情動などの脳機能の制御に重要な役割を果たしている。また加齢に伴う新生ニューロンの減少は、高齢者の記憶低下や情動の変容に関わっていると考えられている。本研究では、加齢による新生ニューロンの減少に関わる因子の同定を試みた。その結果、細胞外基質であるコンドロイチン硫酸とCat-315糖鎖の関与を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトを含めて、海馬では新しいニューロンが常に産生され、これらの新生ニューロンは記憶や情動に重要な役割を果たしている。また、加齢に伴う新生ニューロンの減少は、高齢者の認知機能の低下に関わると考えられている。本研究では、海馬のニューロン新生に重要な因子として、細胞外基質としての糖鎖の存在を同定し、そのメカニズムついて明らかにした。細胞外基質の生産を制御する物質は、認知機能の改善につながる可能性があることを示唆するものである。
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