研究課題/領域番号 |
16K18404
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 公益財団法人実験動物中央研究所 |
研究代表者 |
花澤 麻美 公益財団法人実験動物中央研究所, 実験動物研究部, 研究員 (40633334)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 腫瘍モデル動物 / ヒト化マウス / 次世代NOGマウス / 腫瘍微小環境 / TAM / MDSC / IL-6 Tgマウス / M-CSF Tgマウス / ヒト腫瘍モデル動物 / 疾患モデル / 腫瘍 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
近年ではがん患者に存在するTAM等の免疫抑制性骨髄系細胞が標的として注目を集めているが、これらの細胞に対する薬効を評価可能な実験動物は未だ確立されていない。本研究では、ヒト単球・マクロファージの分化を促すNOG hIL-6 Tgマウスを用いたヒト腫瘍モデル動物においてヒトTAMを誘導し、その形質や能力が患者体内に存在するTAMに類似していることを示した。また、NOG hM-CSF Tgマウスをはじめとするヒト腫瘍モデル動物の作製に有用な新たなマウスを樹立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん免疫療法は近年目覚ましく発展しているが、その評価に適した実験動物は未だ確立されていない。本研究において樹立されたNOG hIL-6 Tgマウスをはじめとする新規ヒト腫瘍モデル動物は、TAM等のがん患者に特有な細胞を含む様々なヒト免疫細胞を体内に保持し、がん細胞と免疫細胞の相互作用を再現しており、がん免疫療法における新規治療法や新規薬剤の免疫機構への影響を評価することができる。よって、本研究はがん免疫療法の発展に大きく貢献するものである。
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