研究課題/領域番号 |
16K18451
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
玉井 皓己 大阪大学, 医学系研究科, 招へい研究員 (60724250)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 光線力学療法 / ドラッグデリバリーシステム / ICG / 大腸癌 |
研究成果の概要 |
まずスーパーアパタイト(sCA)にICGを効率的に装填できることを示した (sCA-ICG)。次に大腸癌細胞株を用いた検討により、sCA-ICGはICG単独よりも効率的に細胞内に取り込まれ、光線(近赤外線)照射によって強い抗腫瘍効果を示す事が明らかとなった。大腸癌担癌マウスを用いた近赤外線照射による治療実験では、1回照射のみで強い抗腫瘍効果をもたらした。一方、正常臓器では24時間程度でICGはwashoutされ、毒性障害もみられなかった。本研究の結果、sCA-ICGを用いた光線力学療法は高齢者社会にマッチした低侵襲な癌治療となる可能性が示唆された。
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