研究課題
若手研究(B)
肺癌における抗体免疫療法の効果は未だ不十分であり、新たな免疫抑制機序の解明が重要である。今回、腫瘍浸潤T細胞のPD-1及びTIM-3の発現と腫瘍細胞におけるそれらのリガンドの発現を検討し、予後との相関を解析した。腫瘍発現PD-L1とGalectin-9及びがん精巣抗原のXAGE1は、TNM分類と独立した予後因子であった(HR:0.40, p=0.01)。以上の結果から、腫瘍局所を詳細に検討することで、肺腺癌患者の予後が予測できる。また、腫瘍局所では、PD-1/PD-L1経路のみならず、TIM-3/Galectin-9経路が重要であり、それらを阻害するがん免疫療法の開発が重要である。
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