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新規化合物の卵巣がん腹膜播種に対する治療薬としての臨床応用に向けた研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K18468
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 腫瘍治療学
研究機関地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所)

研究代表者

室井 敦  地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), その他部局等, 技師・研究員 (60609402)

研究協力者 山田 六平  
宮城 洋平  
澤崎 達也  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード卵巣がん / 分子標的治療薬 / 細胞死 / 分子標的薬 / 癌
研究成果の概要

卵巣がんは早期発見が困難であり治療成績は芳しくない。そのため、新たな治療法の開発が求められている。PACMAは毒性、疎水性等の予測に基づいて化合物ライブラリーからスクリーニングされた一群の化合物である。我々はこれまでに、新規PACMA化合物であるPACMA-Xが卵巣がん細胞を含む様々な腫瘍細胞株に強い殺細胞効果を示すことを明らかにしてきた。そこで本研究ではPACMA-Xの詳細な作用メカニズムの解明を試みた。その結果、PACMA-X結合タンパク質Protein1を同定し、細胞死における役割について解析を行った。また、PACMA-Xによる細胞死が一般的な細胞死とは異なる様式である可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、卵巣がん腹膜播種に対する新規治療薬候補化合物について作用メカニズムの詳細な解明を試みた。その結果、ターゲットタンパク質および細胞死におけるその機能について明らかにした。更に、本化合物によって引き起こされる細胞死が一般的ながん治療薬とは異なる形式のものである可能性を示唆する結果を得た。これらの結果は、本化合物を新たな卵巣がん治療薬として臨床応用する上で重要であるだけでなく、既存のがん治療薬に対し耐性を示す他のがん種への応用の可能性を示すものである。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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