研究課題/領域番号 |
16K18532
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 北里大学 (2017-2018) 分子科学研究所 (2016) |
研究代表者 |
森 義治 北里大学, 薬学部, 助教 (90646928)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | スレオニルtRNA合成酵素 / 分子動力学シミュレーション / 配列解析 / 共変異解析 / 結合親和性 / 結合自由エネルギー / リガンド選択性 / アミノアシルtRNA合成酵素 / タンパク質合成 / 共変異 / スレオニン / 構造サンプリング / アミノ酸 / 分子シミュレーション / 分子動力学 / 生物物理 / 蛋白質 / 生体分子 / 酵素反応 / 化学物理 |
研究成果の概要 |
本課題ではアミノ酸をtRNAに結合させるタンパク質であるアミノアシルtRNA合成酵素を研究対象とした。このタンパク質はタンパク質合成の精度を保証するために必要である。間違ったアミノ酸を結合させることはタンパク質の品質を下げることから,適切なアミノ酸のみを結合させなければならないが,この機構はよく分かっていなかった。本課題では,アミノアシルtRNA合成酵素において適切なアミノ酸のみがなぜ選択されるのかということに対する分子機構を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題の研究成果を出すにあたって,計算生物学における様々な手法を用いた。例えば分子科学分野における分子動力学シミュレーションや量子化学計算,バイオインフォマティクスにおける配列解析を行った。これらの手法の融合により,物理化学的および生物学的な理解を同時に得ることができるようになった。 また本課題の対象となったタンパク質は細菌に対する抗生物質の対象となっており,アミノ酸の結合機構を理解することは,このような薬物の作用機序に対する新しい理解をもたらすことになると期待される。
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