研究課題/領域番号 |
16K18563
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田中 若奈 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (10725245)
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研究協力者 |
平野 博之 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (00192716)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 腋芽分裂組織 / 幹細胞 / イネ / 分げつ / 側枝 / TAB1 / 腋芽 / メリステム / FON2 / 腋芽メリステム / TOB / 形態形成 / pre-meristem zone |
研究成果の概要 |
イネの腋芽形成過程における幹細胞の確立時期と維持機構を明らかにすることを目的として、TAB1 遺伝子をはじめとするいくつかの幹細胞制御因子に着目して分子遺伝学的な研究を行った。 まず、腋芽形成の初期過程において、幹細胞が確立することを明らかにした。また、その初期過程で一過的に発現する TAB1 遺伝子が、その時期の幹細胞運命の促進因子であることと、FON2 遺伝子が TAB1 遺伝子の発現を抑制することで、幹細胞集団を一定のサイズに維持していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、植物の頂端分裂組織における幹細胞の制御について活発に研究が行われている中、腋芽形成過程における幹細胞に着目した研究はほとんど行われていなかった。本研究は、腋芽形成過程における幹細胞の確立と維持制御という、植物発生学分野での独創的な研究を展開することができたと考えている。 また、イネの腋芽形成は側枝の数、最終的には穂の数を決定するため、本研究成果は植物発生学の分野に留まらず、将来的には応用研究にも貢献することが期待される。
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