研究課題/領域番号 |
16K18597
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
角井 敬知 北海道大学, 理学研究院, 講師 (70723360)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | タナイス / 糸分泌 / タナイス目 / 分類 / 系統進化 / 適応 |
研究成果の概要 |
本研究は,タナイス目甲殻類を対象に,底生動物である彼らがいかにして不安定な海藻葉上での固着生活を獲得するに至ったのかを明らかにすることを目的とした.研究期間中,固着生活に必須である糸分泌機構に特に注目し,分類学的,系統学的,形態学的研究,飼育実験を実施した.その結果,タナイス目で見つかっていなかった新規の糸分泌機構を発見したほか,数多くの日本未記録の糸分泌グループを発見し,タナイス目における糸分泌機構に関する進化史は,研究開始以前に考えられていたよりもかなり複雑であったことを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海藻・海草からなる藻場は,非常に多様な生物に利用されており,沿岸生態系の生物多様性を考える上で重要な環境である.本研究は,タナイス目甲殻類を対象に,底生動物である彼らがいかにして不安定な海藻葉上での固着生活を獲得するに至ったのかを明らかにすることを目的とした.研究期間中,固着生活に必須である糸分泌機構に特に注目し,分類学的,系統学的,形態学的研究,飼育実験を実施した.その結果,タナイス目で見つかっていなかった新規の糸分泌機構を発見したほか,数多くの日本未記録の糸分泌グループを発見し,タナイス目における糸分泌機構に関する進化史はこれまで考えられていたよりも複雑であったことを明らかにした.
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