研究課題
若手研究(B)
ミンククジラは世界に広く分布しているナガスクジラ科に属する鯨類である。本研究はこれらの系群、亜種間における形態学的違いを明らかにすることで、本種の資源管理への貢献を目指した。頭骨や外部形態といった形態形質は分類学においては基礎的な分類形質であるが、大型鯨類についてはこれまで研究成果が極めて乏しかった。そこで本研究ではこの基礎的な知見を拡充し、系群間、亜種間での形態学的差異を明確にした。
日本が商業捕鯨を再開した際には主要対象種になるとみられ、本種がいつ、どこに、どのくらいの数生息しているかを把握することは、本種の適切な資源管理にとって必要不可欠である。日本の周辺海域には遺伝的な交流がないとされる”系群”が知られ、さらに北太平洋と大西洋、そして南半球では亜種レベルで異なるとされている。本研究はこれらの系群、亜種間における形態学的違いを明らかにすることで、本種を適切かつ持続的に管理していくうえで、重要な貢献をした。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 2件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)
Journal of Cetacean Research and Management
巻: -
Cetacean Population Studies
巻: 1 ページ: 25-18
巻: 印刷中
130007705911
Open Journal of Animal Sciences
巻: 7 ページ: 168-178
巻: 7 ページ: 305-314
巻: 7 ページ: 344-355