研究課題/領域番号 |
16K18616
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
鈴木 俊貴 京都大学, 生態学研究センター, 研究員 (80723626)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | コミュニケーション / 進化 / 鳥類 / 動物行動 / 音声 / 言語 / 行動 / 生態 |
研究成果の概要 |
本研究では,鳥類を対象とし,社会要因がコミュニケーションを複雑に進化させる要因となるかどうか検証にした。シジュウカラ科鳥類(以下,カラ類)は冬季に同種・他種とともに群れ(混群)を形成する。各個体の餌台への訪問の時系列データの記録や音声の録音を通して,複雑な群れ社会を形成する種や多くの鳥類種とともに群れをつくる種ほど,個体の発する音声が複雑になることが明らかになった。また,新たな展開として,他種との社会的結束が強い種においては,他種の音声とその意味の関連学習など,高度な認知能力も確認された。これらの結果は,社会性が認知能力の進化要因になるという社会脳仮説を支持している。
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