研究課題/領域番号 |
16K18638
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
遺伝育種科学
|
研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
遠藤 みのり (飛川みのり) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 九州沖縄農業研究センター, 研究員 (90614652)
|
研究協力者 |
金 相完
田代 康介
久原 哲
森脇 丈治
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | イチゴ / イチゴ炭疽病 / 新品種 / 病害抵抗性 / RAD-seq解析 / DNAマーカー / 炭疽病 / 次世代シーケンサー / RAD-Seq / 抵抗性 / C. gloeosporioides / C. siamense / C. fructicola / Colletotrichum属 / 育種学 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
イチゴ新品種‘恋みのり’が2種のイチゴ炭疽病菌に異なる抵抗性、すなわち、Colletotrichum siamenseに抵抗性、C. fructicolaに罹病性を示すことを明らかにした。以上より、近年再分類が進むイチゴ炭疽病菌に対し、植物側にも複数の抵抗性が備わる可能性を見出した。 また、‘恋みのり’および既存2品種を用いてF1実生集団2集団を養成し、RAD-Seq解析により、2つの異なる炭疽病抵抗性マーカーの探索を試みた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イチゴ炭疽病はいくつかの病原菌により引き起こされるイチゴ生産における最重要病害であり、激発時には生産者に甚大な経済的損失を与える。本研究では、従来知られるイチゴ炭疽病抵抗性は一部の病原菌には効果を有さないことを示し、複数の抵抗性を兼ね備えることの重要性を初めて示した。また、新品種「恋みのり」にこれまで知られなかった抵抗性を見出し、イチゴの病害抵抗性育種の進歩に貢献した。
|