研究課題/領域番号 |
16K18648
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
王 寧 筑波大学, 生命環境系, 助教 (90730193)
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研究協力者 |
矢野 亮一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脇芽 / トマト / ドミナントネガティブ / 摘芯 / 腋芽 / マッピング |
研究成果の概要 |
トマトや他の園芸作物の生産管理において、腋芽摘みは果実の品質や収量に影響する重要な要因だが、非常に手間のかかる作業である。腋芽の成長を抑制した品種の育成は、農業従事者の高齢化が進む現代農業にとって有用と考えられる。申請者は、トマトの腋芽成長が著しく抑制される突然変異系統を発見した。この変異系統では、花器形成や花房数に異常が見られず、果実の大きさが増大するなど、生産上有利な形質を示している。そこで、本研究では、この腋芽成長抑制変異体を用いて原因となる遺伝子を特定し、その機能解析を通じてトマトの腋芽発生・成長を制御するメカニズムを解明することを目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ナス科には非常に多様な植物が含まれており、食用、薬用、観賞用などとして広く利用されている。特にトマトは、世界的に最も重要な園芸作物の一つであり、果実発達の研究モデルとして、また商業利用を目指した研究対象として注目されている。品種育成に加えて、作型や整枝法の工夫も行われてきた。中でも、腋芽摘みや摘心によって果実を大きくし、糖度を向上させることが品質や収量に大きく影響する。しかし、最も手間がかかるのは腋芽の摘み取り作業で、この作業の省力化に適した品種の開発が期待されている。腋芽の成長を抑えることで労働負担を軽減し、栽培効率を大幅に向上させ、生産性を高めることが可能となる。
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