研究課題/領域番号 |
16K18653
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
上吉原 裕亮 日本大学, 生物資源科学部, 専任講師 (00758394)
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研究協力者 |
立石 亮 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (30267041)
KLEE Harry University of Florida, Horticultural Sciences Department, 教授
GOULET Charles Laval University, Department of Phytology, 准教授
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 香り / 香気成分 / 果実 / トマト / グリコシルトランスフェラーゼ / 配糖体化 / 園芸学 |
研究成果の概要 |
トマトには400種類以上の香気成分が含まれており、果実の食味に大きな影響を与える。このうち、ヒドロキシ基を持つ成分は、香り形成に特に重要であり、細胞内に配糖体型として多量に蓄積する。本研究では、トマト果実において香気成分の配糖体化に関わる酵素(UGT)の同定および機能解析を行った。組換えタンパク質を用いたスクリーニングにより、配糖体化活性を有するいくつかの新奇UGTの同定に成功した。例えば、低温貯蔵した果実において高発現するUGTは、2-フェニルエタノールなど複数の香気成分を配糖体化した。本研究ではさらに、各UGTの形質転換体を作出し、果実中の香気成分量および配糖体量に与える影響を調べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、トマト果実の香り形成において重要な香気成分の配糖体化に関わる複数の候補UGTを同定した。この知見は、香気成分をターゲットとした分子育種やメタボリックエンジニアリングにより優れた香りを持つ品種を育成する上で役立てることができる。配糖体化は香りを果実内に“パックする”ことと同義であり、配糖体型が多ければ果実を食べた時あるいは加工した際に糖が解離し、豊かな香りを放つようになると考えられる。本研究の成果は、将来的に香り豊かな果実を作出するための有効なステップであると考えられる。また、他の果実や花卉類・ハーブ類など、香りが品質決定の重要な要因となる作物の研究にも生かされると考えられる。
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