研究課題
若手研究(B)
遺伝子発現を抑制するRNA干渉(RNAi)は遺伝子機能解析手法として広く利用されている.RNAiのトリガーとして機能する二本鎖RNA(dsRNA)を害虫種の必須遺伝子の配列にもとづいて合成し,有効成分とする次世代農薬(RNA農薬)の開発が近年注目されている.本研究では,葉肉細胞の内容物を吸汁するナミハダニを対象とし,RNA農薬の開発に向けたdsRNAの経口投与系の構築を試みた.その結果,dsRNAを塗布した葉を摂食させる塗布法や,dsRNA溶液に虫体を浸漬させる浸漬法を開発した.これら手法は簡便かつ効果的に消化管内へdsRNAを輸送し,RNAi誘導による致死効果も確認された.
すべて 2018 2017 2016 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 4件、 招待講演 3件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)
PLOS ONE
巻: 12 号: 7 ページ: e0180658-e0180658
10.1371/journal.pone.0180658
120006355756
巻: 12 号: 7 ページ: e0180654-e0180654
10.1371/journal.pone.0180654
http://web.tuat.ac.jp/~tszk/