研究課題/領域番号 |
16K18671
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
高橋 弘喜 千葉大学, 真菌医学研究センター, 准教授 (60548460)
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研究協力者 |
楠屋 陽子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 環境・細胞応答 / 転写ネットワーク / トランスクリプトーム / アスペルギルスフミガタス / 糸状菌 / 環境ストレス / 菌糸 / 応用微生物 |
研究成果の概要 |
微生物の環境ストレス応答を分子レベルで明らかにすることは、菌の生育を人為的に制御するための非常に有益な知見となる。本研究では、病原糸状菌アスペルギルスフミガタスの環境ストレス応答に関わる遺伝子の探索を次世代シーケンサーと情報解析を駆使して実現し、糸状菌の転写ネットワークを包括的に解明するとともに、糸状菌の遺伝子発現応答の体系化を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糸状菌アスペルギルス属真菌には、本研究で対象とした医療上重要なアスペルギルスフミガタスと、発酵を中心に幅広く産業利用されている近縁種が存在している。この多面的な性質を持つ糸状菌の環境ストレス応答能の理解は、医療上及び産業応用上双方において大変重要な課題であるにも関わらず、未だ基礎的知見は限定されていた。本研究では、環境ストレス時の転写応答の解析から、様々な環境ストレスに応答する遺伝子群を新たに明らかにできた。これらの基礎的知見は、新たな治療標的の創出や、高度育種に向けた標的遺伝子の探索に有用となる。
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