研究課題/領域番号 |
16K18672
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 筑波大学 (2017-2018) 千葉大学 (2016) |
研究代表者 |
萩原 大祐 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (20612203)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 糸状菌胞子 / 休眠 / シグナル伝達 / トランスクリプトーム解析 / 二次代謝産物 / Aspergillus fumigatus / 胞子 / HOG経路 / PKA経路 / トランスクリプトーム / 二次代謝 / 休眠胞子 / ストレス耐性機構 / 胞子発芽 / 休眠機構 / 糸状菌 |
研究成果の概要 |
糸状菌の休眠胞子および発芽胞子におけるトランスクリプトーム解析から、各ステージにおける特異的な遺伝子群を特定した。休眠胞子特異的因子の多くの発現は、AtfA転写因子に影響を受けており、休眠胞子においてAtfAが重要な機能を示すことを明らかにした。AtfA遺伝子破壊株の胞子の一部は休眠が打破された形態を示し、休眠維持にAtfAが深く関与すると考えられた。また、AtfAの上流のシグナル伝達系であるHOG経路のMAPKとして機能するSakAは、Protein kinase A (PKA) と相互作用することが示され、両シグナル伝達系を介して胞子休眠が制御されている可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糸状菌は環境中に遍在し、人間の社会生活の様々なところで関与する。一方で、胞子の休眠維持機構に関して、その分子基盤はほとんど明らかでなかった。本研究では、AtfAおよびその上流シグナリング経路について解析を進め、分子基盤としての関与について新しい知見を得ることができた。これらの解明により新たな抗菌剤や制御法などの開発に繋がることが期待される。
|