研究課題/領域番号 |
16K18693
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物有機化学
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2018) 東京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
宮崎 翔 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (30755955)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ジテルペノイド / コケ植物 / ジベレリン / カウレン酸 / ヒメツリガネゴケ / 次世代シークエンサ / 植物科学 / 天然物 / 分化制御 / 天然物有機化学 / 植物成長調節 / カウレン / 天然物化学 / 生合成 / 植物 / 生理活性 / 生物有機化学 |
研究成果の概要 |
ヒメツリガネゴケはGA生合成中間体,ent-カウレン酸(KA)から3位水酸化KAを生産し,成長制御に利用していることを明らかとした.またトランスクリプトーム解析からKAの代謝に関わる酵素を特定し,酵素変換物は2位水酸化KAであると構造決定した.KA2位水酸化酵素欠損変異体は原糸体の分化活性が野生株より高く,2位水酸化KAが原糸体分化活性を示さない結果と併せると,KAの2位水酸化反応は不活性化経路上で機能していることを明らかとした.これらヒメツリガネゴケの生合成経路における活性制御は顕花植物のGA生合成経路でも見られる3位水酸化による活性化、2位水酸化による不活性化であることを明らかとした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物は普遍的に植物ホルモン類を生産し,生活環で利用していると考えられていた.しかし,ヒメツリガネゴケはGAを生産せず,3OHKAを利用していた.陸上植物の進化と成長制御機構の共進化に関する重要な知見が得られた.
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