研究課題/領域番号 |
16K18758
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高橋 昂也 九州大学, 農学研究院, 助教 (70757955)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 製品差別化 / 国産農産物 / 計量経済分析 / 関税削減影響 / 輸出拡大 / 農業経済学 / 農産物貿易 / 貿易自由化 |
研究成果の概要 |
本研究では、国産農産物の海外産に対する製品差別化の計量経済分析から、国内農業の支援策や成長策に関する知見を得た。 具体的には、まず、関税削減による国産牛肉生産への影響が懸念されていることを踏まえ、和牛肉、交雑牛肉、乳用牛肉および輸入牛肉の間の代替関係を明らかにした上で、TPP協定発効の影響を明らかにした。また、新マルキン事業のTPP対策効果について分析し、影響緩和の程度や追加で必要となる予算額を明らかにした。 さらに、農産物輸出に関して、輸出が急伸している米国向け緑茶を対象として、日本産と海外産の代替関係や、日本産の輸出が急伸した理由を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TPP協定による影響に関して、最重要ポイントの1つであるにも関わらず、これまでほとんど分析が行われてこなかった国産農産物の海外産に対する製品差別化に着目し、その程度を計量経済学的に明らかにした上でTPP協定の影響を分析することを通して、より実態に沿った分析からの知見を提供し得た点に本研究の意義があると考えられる。 また、農産物輸出に関して、事例調査の結果から議論されることが多い国産農産物の製品差別化や輸出拡大要因について、計量経済分析を通して、より全体的かつ客観的な視点からの知見を提供し得た点に本研究の意義があると考えられる。
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