研究課題/領域番号 |
16K18761
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
中嶋 晋作 明治大学, 農学部, 専任講師 (00569494)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 農地取引 / マーケットデザイン / エージェント・シミュレーション / 政策評価 / 空間計量経済学 / GIS / 巡回セールスマン問題 / 農業補助金の地代化 / 補助金の地代化 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本農業の喫緊の課題である農地集積によるコスト低減に焦点を当てて、農地集積のマーケットデザイン、農地集積の政策評価を行った。農地集積のマーケットデザインについては、DA(deferred acceptance)アルゴリズムを援用した換地選定方式を提案した。また、農地政策の政策評価に関わって、農業補助金の地代化の分析を行った。これらの成果により、農地市場そのものに対する理解の深化と同時に、農地取引を円滑化させる手段について新たな知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年のマーケットデザインの充実ぶりは目覚しく、ゲーム理論や計量経済学の手法の洗練とも相まって、様々なタイプの経済問題の分析に威力を発揮している。本研究は、このように大きな進展をみせるマーケットデザインの理論を、農地集積の研究に適用した数少ない試みと言える。また、本研究で行った農地政策の政策評価では、計量経済学的に農業補助金の地代化の程度を明らかにしており、Evidence based Policy Making(証拠に基づく政策立案)に寄与するような実証的根拠を提供したという点で社会的な意義を有している。
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