研究課題/領域番号 |
16K18767
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会・開発農学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
冨吉 満之 久留米大学, 経済学部, 准教授 (20506703)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 中国 / 熊本 / 消費者 / ひご野菜 / 能登 / 山汐菜(やましおな) / 筑後川 / 世界農業遺産 / アブラナ科 / 山汐菜 / 種苗法 / 種子法(主要農作物種子法) / 岐阜 / エゴマ / 雑穀 / 食文化 / 柑橘 / 五木村 / 八代市 / 江戸東京野菜 / 四川省 / 中央卸売市場 / 農業協同組合(JA) / 食育 / 地域ブランド / 久留米 / 筑後川流域 / 韓国 / 済州島 / コモンズ / 在来種 / 伝統野菜 / 阿蘇地域 / 世界農業遺産(GIAHS) / 中国社会科学院 / 黒菜 / 博多ふるさと野菜 / 遺伝資源 / 農家・農民 / NPO・NGO / 環境調和型農林水産 / 農業経済学 |
研究成果の概要 |
東アジアにおける作物および食農文化の多様性を包括的に評価することを目的として、主に中国や日本を対象とした調査およびアンケート調査を行った。その結果、(1)作物栽培の多様性と自家採種の特性について、地域全体での定量的な傾向を明らかにした。(2)流通、教育機関、JA、直売所など様々な主体が関与することが、地域全体での栽培の継承に貢献しうることが示された。(3)消費者のニーズ調査から在来品種のプレミアム価値および普及要因を明らかにした。(4)生業(なりわい)、保全、価値創出という3つの段階の活動が連携しながら進められることが、多様性を維持していく上で重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)「文化財」とも言われる作物の在来品種の維持・継承を図るために、定量的な分析が難しいとされる複数市町村レベルでの自家採種の傾向を明らかにした。また、各地での伝統野菜を含めた在来品種の保全体制を明らかにした。(2)調査研究と連動して、熊本県内の研究者や飲食関係者、生産者らと連携して、「くまもと在来種研究会」の立ち上げを行った。その活動の一環として毎年、在来種フォーラムを開催し、知見を一般市民などに広く発信すると共に、参加者との議論を通じて、より現実的な保全の在り方についての知見を得たこと。(3)消費者ニーズの特性を示すことで、今後の在来品種の利用促進に貢献する方策を検討した。
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