研究課題/領域番号 |
16K18773
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
皆川 明子 滋賀県立大学, 環境科学部, 准教授 (70603968)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 環境配慮 / 農業水路 / 魚類 / 魚溜工 / 合流桝 / 堆砂 / 洗掘 / 農業排水路 / 堆積 / 土砂 / 環境配慮施設 / 圃場整備事業 / 堆積抑制 / 農業工学 |
研究成果の概要 |
農業農村整備事業において排水路に施工された環境配慮施設である「魚溜工」と「環境配慮型合流桝」は、魚類の退避場、越冬場としてはある程度機能するが、繁殖場となる環境はほとんど形成されないことが分かった。また、大規模な出水が起こった場合、排水河川に生息する個体も大部分が流失し、排水河川からの供給による個体数の回復は見込めず、水路内に繁殖・退避・越冬可能な環境を整備することが必須であることが明らかとなった。二つの工法を比較すると、環境配慮型合流桝の場合は合流水路の流れによって土砂の堆積が抑制され、越冬期に水深が確保された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全国で行われてきた環境配慮型の圃場整備事業の魚類保全効果を検証した例は数件しかなく、貴重な事例と言える。魚溜工、環境配慮型合流桝ともに施工方法が簡単であるため、今後、全国の圃場整備事業において適用される際に繁殖環境の確保に留意することでより効果的に魚類を保全することができると考えられる。
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