研究課題/領域番号 |
16K18787
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 |
研究代表者 |
古山 敬祐 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 農業研究本部酪農試験場, 研究主任 (50611026)
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研究協力者 |
柳川 洋二郎
平山 博樹
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 血液生化学性状 / 飼養管理 / 乳牛 / 妊娠 / 繁殖性 / AFC / AMH / 妊娠期 / テストステロン / 卵巣予備能 / 卵胞数 / 牛 / 繁殖 |
研究成果の概要 |
乳牛では高い繁殖性が求められる。卵巣予備能の低い個体は繁殖性が低く、対応が必要である。そこで、国内における通常の乳牛飼養管理下における母体由来テストステロンを介した産子の卵巣予備能低下リスクを解明することを目的とし、研究を実施した。 本研究により、通常の飼養管理下における産子の卵巣予備能低下リスクとして、「母牛が未経産牛であること」および「妊娠4および5ヶ月目での母体血中テストステロン濃度が高いこと」が存在することが明らかとなった。また、飼養管理の変更により母体血中テストステロン濃度が変わることも明らかとなったが、産子の卵巣予備能にまで影響が及ぶような手法を示すまでには至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、国内における通常の乳牛飼養管理には、産子の卵巣予備能低下リスク、すなわち産子の繁殖性低下リスクが存在することが明らかとなった。これらのリスクに対応した方策を実施することで、繁殖性が低い乳牛が産まれるリスクを下げることが可能になると考えられる。また、テストステロン投与により、卵巣内卵胞動態に変化が及ぶことを示せており、同ホルモンの活用による新たな卵胞動員の技術開発への発展も期待できる。
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