研究課題/領域番号 |
16K18837
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
樋口 裕次郎 九州大学, 農学研究院, 助教 (50732765)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 黄麹菌 / Aspergillus oryzae / 初期エンドソーム / 細胞内動態 / AoHok1 / αーアミラーゼ / タンパク質分泌 / 細胞分化 / α―アミラーゼ / 二次代謝産物 / コウジ酸 / 細胞内膜輸送 / 国菌 |
研究成果の概要 |
本研究では日本の産業において重要な国菌・黄麹菌Aspergillus oryzaeにおいて初期エンドソーム動態の生理的意義に関して解析を行った。初期エンドソーム動態を欠損させるため、初期エンドソームとモータータンパク質のリンカータンパク質であるAoHok1の遺伝子破壊株を作製した。Aohok1破壊株では菌糸先端部の分泌小胞の分布に異常が見られ、実際にα-アミラーゼ生産量が有意に減少していた。さらにAohok1破壊株では分生子、気中菌糸、菌核形成に異常が見られた。以上から、黄麹菌において初期エンドソーム動態がα-アミラーゼ生産および細胞分化において重要な役割を果たしていることが明らかになった。
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