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核磁気共鳴法を利用したペプチドトランスポーター標的型がん診断プローブの創出

研究課題

研究課題/領域番号 16K18865
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 物理系薬学
研究機関金沢大学

研究代表者

荒川 大  金沢大学, 薬学系, 助教 (40709028)

研究協力者 荻原 琢男  高崎健康福祉大学, 薬学部
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードMRI / がん / トランスポーター / 診断 / 画像診断 / ペプチドトランスポーター / 尿中排泄率 / 簡易毒性試験 / 薬学
研究成果の概要

核磁気共鳴イメージング (MRI)は天然同位体に利用可能であるため、腫瘍における化合物の蓄積を可視的に評価できる可能性を持つ。本研究ではがんに高発現するペプチドトランスポーター(PEPT)を標的とし、フッ素誘導体PEPT基質の核磁気共鳴イメージング (MRI)プローブとしての有用性を検証することを目的とした。結果として、PEPT1およびPEPT2に良好な基質の合成に成功し、そのうち良好なMRIプローブとして期待された化合物のマウスにおける体内動態特性を調べた。一方、MRI解析を行った結果、すい臓がん細胞の担がんマウスモデルでは腫瘍への良好な集積は確認されなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ペプチドトランスポーターを高発現する細胞の担がんマウスモデルにおいても、合成した化合物の高い集積が認められなかった。問題点として、MRIの取得には少なくとも1時間程度の時間を要し、また数mMの血中濃度を維持することが必要であった。そのため、今後核磁気共鳴法により外因的な化合物の画像取得を行うには、測定機器の感度上昇が急務と推察された。また化合物側においては高い腫瘍内集積性及び滞留性を持つことが重要であると示唆され、プローブ開発を行う上で事前により詳細な薬物動態学試験を実施する必要性が明らかとなった。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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