研究課題/領域番号 |
16K18877
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
關谷 瑞樹 岩手医科大学, 薬学部, 助教 (70509033)
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研究協力者 |
岩本 昌子 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 准教授
佐々木 実 岩手医科大学, 歯学部, 教授
阪本 泰光 岩手医科大学, 薬学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | プロトン輸送ATPase / F-ATPase / A-ATPase / ポリフェノール / Curcumin / 虫歯 / 歯周病 / う蝕 / プロトン輸送 ATPase / ATP合成酵素 / 薬学 / 感染症 / 酵素 / 細菌 / 生物物理 |
研究成果の概要 |
本研究は、口腔内病原細菌におけるプロトン輸送ATPaseの役割を検討し、阻害化合物の探索を行った。虫歯菌S.mutansの耐酸性にF型ATPaseが重要な役割を果たすこと、歯周病菌P.gingivalisにおいてA型ATPaseが栄養物の取り込みに関与する可能性を示唆した。また強力な阻害化合物を多数見出し、curcuminのF型ATPase阻害機構を明らかにした。さらに宿主側の破骨細胞において、骨吸収に必要なタンパク質の分泌にV型ATPaseが重要な役割を果たすこと、またその分子機構を示した。以上の結果から、プロトン輸送ATPaseは口腔内疾患の予防・治療薬の重要な標的となり得ると考えられる。
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