研究課題/領域番号 |
16K18899
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
宮川 和也 国際医療福祉大学, 薬学部, 准教授 (10453408)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 胎生期ストレス / 抑肝散 / エピジェネティクス / 不安 / ヒストン脱アセチル化酵素 / 漢方薬 / ストレス適応 / セロトニン / 妊娠期ストレス / ヒストン修飾 / マウス / microRNA / ストレス / 胎生期 |
研究成果の概要 |
妊娠中の母親へのストレスが、生まれた子の精神発達に影響を及ぼすことが臨床研究により報告されている。本研究では、胎生期ストレス曝露モデルマウスを作成し、その病態生理学的特徴の解明を試みた。その結果、脳内のヒストン修飾を基盤としたエピジェネティクス制御機構の異常が、胎生期ストレスによる子の精神発達障害に一部関与している可能性を見出した。 さらに、胎生期ストレス刺激により惹起される情動障害に対する抑肝散の幼少期投与の効果について検討した結果、胎生期ストレス刺激により誘発される不安感受性の亢進は、抑肝散を離乳後4週間処置することにより改善し、その治療メカニズムにヒストン修飾が関与する可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見は、妊娠期における強度なストレス曝露の危険性について警鐘を鳴らすものであり、妊婦のメンタルヘルスに対する意識向上につながると考える。また、その分子基盤にエピジェネティクス制御機構が関与することを見出したことから、新規治療戦略構築の一翼を担う。さらに、小児に対して使用実績のある抑肝散の幼少期投与の治療効果を実証したことから、小児に対する安全性の高い薬物治療の提案につながり、極めて意義深い研究成果であると考える。
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