研究課題/領域番号 |
16K18904
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 松山大学 |
研究代表者 |
好村 守生 松山大学, 薬学部, 准教授 (80454891)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 柿蔕 / ポリフェノール / 縮合型タンニン / 細胞増殖抑制活性 / 柿蒂 / 漢方 / 柿蔕湯 / がん / 予防 |
研究成果の概要 |
柿蔕湯は柿蔕,丁子,生姜で構成され,難治性の吃逆に対症療法として用いられる.柿蔕は成分の報告に乏しいため,精査を行った結果,1種の新規化合物を含む29種の化合物を単離した.また,柿蔕湯の主要成分を同定するとともに柿蔕湯には柿蔕由来の縮合型タンニンが豊富に含まれることを明らかにした. また,柿蔕湯,柿蔕湯の主要成分,柿蔕の抽出物及び分画物について,各種ヒト由来がん細胞種(Caco-2,Hep3B,A549,AGS)に対する細胞増殖抑制活性を行った.その結果,細胞種によって活性は異なるが,各細胞に対していずれかの試料が有意な活性を示したことから,柿蔕湯はがん転移の予防に寄与する可能性が示唆された.
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