研究課題/領域番号 |
16K18905
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 長崎国際大学 |
研究代表者 |
宇都 拓洋 長崎国際大学, 薬学部, 准教授 (90469396)
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研究協力者 |
正山 征洋
太田 智絵
藤井 俊輔
グエン ヒュー トゥン
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 白斑 / メラニン / 生薬 / スクリーニング / 甘草フラボノイド / 辛夷 / マグノリン / シリビニン / メラニン合成促進 / 作用機序 / 甘草 / 丁子 / 白斑治療 / メラニン合成促進物質 / 作用機序解析 / (+)-magnolin / 標的分子 / 薬学 / 天然資源系薬学 |
研究成果の概要 |
新しい白斑治療薬創出を目標として、生薬エキスおよび天然化合物ライブラリーからメラニン合成促進物質を探索し、生薬エキスから活性成分を単離・同定した。さらに活性成分を用いて、ヒト皮膚モデルもしくはモデル動物を用いた確実な効果の立証、さらに活性成分の作用機序解析を行った。本研究により、①甘草フラボノイドであるリクイリチンおよびリクイリチゲニン、②辛夷エキスから単離したマグノリン、③丁子エキスに含まれる精油成分やトリテルペン類、④マリアザミの種子成分であるシリビニンにメラニン合成促進活性を見出し、それらの作用機序を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、メラニン合成促進作用を示す天然物は報告されてはいるが、網羅的なスクリーニングを行った研究はなく、またメラニン合成促進活性を有する化合物の詳細な分子作用機序や標的分子の解明、ヒト皮膚3次元モデルや動物レベルでの効果の立証まで至っているものは限られていた。本研究は、これらを解決する先駆的研究であり、本研究で得られた成果は、将来新しい白斑治療薬創出に貢献することが期待できる。
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