研究課題/領域番号 |
16K18928
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
林原 絵美子 国立感染症研究所, 細菌第二部, 主任研究官 (20349822)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Helicobacter cinaedi / Autotransporter protein / autotransporter protein / Adhesion / RGD / 病原因子 / 細菌 |
研究成果の概要 |
Helicobacter cinaediはヒトや動物の腸に生息し,菌血症や蜂窩織炎の原因菌として分離される病原細菌である.本研究では大腸菌などに存在するSerine Protease Autotransporters of Enterobacteriaceae(SPATEs)に類似するH. cinaediのautotransporter proteinである膜タンパク質Xに着目し, ノックアウト株を用いたin vitro感染実験等によりその機能を解析した.その結果,Xは細胞接着因子としてH. cinaedi感染病態に寄与していることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Helicobacter cinaediは近年その分離が増加している病原細菌である.さらにH. cinaediは人から人へと伝播し院内感染を引き起こす.病原因子としてcytolethal distending toxin(CDT)を持つことがわかっているが,それ以外の病原因子はほとんど明らかになっていなかった.本研究ではAutotransporter proteinが細胞接着に寄与することによりH. cinaediの感染病態に関連する病原因子であることが示唆された.
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