研究課題/領域番号 |
16K18937
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 三重大学 (2017) 京都大学 (2016) |
研究代表者 |
高娃 阿栄 三重大学, 医学系研究科, 助教 (50643805)
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研究協力者 |
堀部 智久 京都大学, 大学院医学研究科, 特定准教授 (20467468)
河野 雅之 京都大学, 大学院医学研究科, 特定講師 (00437203)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 薬物動態学 / ペプチド / ドラッグデリバリー / 経口製剤 / ドラックデリバリー |
研究成果の概要 |
本研究では、経粘膜吸収促進剤である胆汁酸を用い上皮増殖因子受容体(EGFR)を標的とした抗がん剤EGFR2R-lyticハイブリッドペプチドの消化管吸収性を改善させることを目的とした。ペプチドと胆汁酸との静電的相互作用を利用した経口製剤を作製した。腸管モデル細胞Caco-2を用いた膜透過試験の結果、ペプチド単体と比べ経口製剤で膜透過性の有意な向上が見られ、さらに、皮下移植した担癌モデルマウスを用いた抗腫瘍効果試験の結果、経口製剤では抗腫瘍効果の増強が確認された。以上より、胆汁酸と組み合わせることで、腸管におけるペプチドの吸収効率を改善させ、経口投与後の薬効を向上させることができた。
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