研究課題/領域番号 |
16K18952
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
田上 辰秋 名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 講師 (10609887)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | リポソーム / ドラッグデリバリーシステム(DDS) / 光刺激応答性リポソーム / セラノスティクス / がんDDS / 光刺激応答 / ドラッグデリバリーシステム / DDS / 蛍光イメージング / 金ナノクラスター / 刺激応答性 / 近赤外線 / がん / トリガーリリース / 近赤外線レーザー / ナノクラスター |
研究成果の概要 |
本研究は、光を用いたドラッグデリバリー・イメージング融合技術(セラノスティクス)に関する基礎研究を行った。安全で生体透過性が高い近赤外線レーザーと、脂質ナノカプセルであるリポソームを組み合わせ、がん組織にレーザーを照射することで、がん組織に到達したリポソームが光に応答して内部薬物(抗がん剤・光増感剤)を放出できるような光刺激応答性リポソーム、さらにリポソームおよび放出される薬物をモニターできるような蛍光イメージング用の極小ナノキャリア(金ナノクラスター)の作成を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がんの構造は不均一であり、がん組織に到達する薬物量は、患者によって大きく異なるため、がんに対する治療効果は個人差が大きい。このため、「ドラッグデリバリーによる治療」と同時に、がん組織中に必要量の治療薬物が到達したどうか、モニターできる「イメージングによる診断」を行うことが重要であり、治療(Therapy)と診断(Diagnostic)を融合させた治療様式である、セラノスティクス(Theranostics)が注目されている。本研究はセラノスティクスに関する基礎研究として、有用な情報を提供するものと考えられる。
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