研究課題
若手研究(B)
5-FU系抗癌剤投与により副作用を呈した症例の尿と血液を使用して、ピリミジン代謝異常症の診断を行った。UPLC-MS/MSを用いて尿中のピリミジン代謝物質を定量し、その分析パターンからジハイドロピリミジンデヒドロゲナーゼ(DPD)欠損症、ジハイドロピリミジナーゼ欠損症、β-ウレイドプロピオナーゼ欠損症を鑑別した。末梢血単核球中DPD酵素活性測定法を確立し、尿中ピリミジン分析で異常を示さなかった症例で、単核球中DPD活性がコントロールの20%未満であるDPD酵素の部分欠損症を診断した。尿中分析と酵素活性測定を組み合わせることにより5-FU副作用例におけるピリミジン分解異常症の診断が可能であった。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)
Molecular genetics and metabolism
巻: 122 ページ: 216-222
Brain and Development
巻: 39 号: 1 ページ: 58-61
10.1016/j.braindev.2016.08.001