研究課題/領域番号 |
16K19003
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 東京理科大学 (2019) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2016-2018) |
研究代表者 |
福岡 聖之 東京理科大学, 基礎工学部生物工学科, 助教 (60712669)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | マイクロRNA / miRNA / 細胞外分泌小胞 / 骨格筋 / 筋分化 / 血中セル・フリー核酸 / 老化 / 筋再生 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、老齢個体において減少する血中miRNAの生理学的な意義を明らかにすることである。老齢マウスおよび若齢マウスを用いた血中および組織におけるmiRNA発現プロファイル解析から、老齢マウスの血中で減少しかつ筋組織においても減少するmiRNAとしてmiR-199a-3pを見出すことに成功した。またin vitroおよびin vivoでのmiRNA導入実験を行ったところ、当該miRNAが筋分化や筋再生を促進することを示唆する結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで老化と血中miRNAとの関わりについてほとんど不明であった。本研究では、若齢マウスに豊富に含まれるmiRNAの一つとしてmiR-199a-3pを見出すこと、そして、当該miRNAが筋分化促進性miRNAであることを明らかにすることができた。本成果は老化関連性の血中miRNAを新たに発見したという点、筋分化制御機構に関わる新たなmiRNAを見出したという点から学術的意義は高いと考えられる。また、当該miRNAについてより詳細な作用機序の解明を進めていけば、将来的に、筋損傷後の回復を早めるための補助剤としての応用が期待できる。したがって、本研究成果は社会的意義も大きいと考えられる。
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