研究課題/領域番号 |
16K19034
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
橋爪 脩 大阪大学, 微生物病研究所, 特任研究員(常勤) (50755692)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | マグネシウム / 腎臓 / 血圧 / レニン / CNNM2 / TRPM6 / 再吸収 / 腎臓遠位尿細管 / 血圧調節 / マグネシウム再吸収 / レドックス |
研究成果の概要 |
マグネシウムと血圧調節の関係は示唆されているものの、そのメカニズムは明らかになっていない。本研究では腎臓特異的なTRPM6ノックアウトマウスの解析から、腎臓の遠位尿細管でのマグネシウム再吸収に共役した血圧調節機能の存在を明らかにした。また、培養細胞での解析からTRPM6の発現量は細胞内のマグネシウムレベルにより調節されていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血圧調節においてナトリウムやカリウムの重要性は広く知られているところであるが、生体内に豊富に存在し様々な生命活動に必要なマグネシウムとの関わりには、疫学的調査に基づくマグネシウムの摂取量と血圧の間での負の相関関係の示唆に留まり、そのメカニズムはよくわかっていなかった。本研究により腎臓遠位尿細管でのマグネシウム再吸収に共役した血圧調節機構の存在が明らかになったことは、高血圧発症メカニズムの全貌を理解する上で重要な発見であるといえ、新たな治療法の開発につながる可能性がある。
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