研究課題/領域番号 |
16K19040
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
今村 優子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (50610937)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Swi/Snf complex / クロマチン / 転写 / 癌 / Swi/Snf / Brg1 / Snf5 / クロマチンリモデリング因子 / Swi/Snf複合体 / 転写制御 / クロマチン構造 / 生化学 |
研究成果の概要 |
本研究は、ATP依存性クロマチンリモデリング因子Swi/Snf複合体の発癌制御における役割を解明するものである。Swi/Snf複合体の構成因子は、多くの癌において変異や欠失が同定されている。主要な構成因子Snf5のN末端が欠失しているSnf5bを含むSwi/Snf複合体は、in vitroにおけるアンドロゲン転写誘導系においてPSAの転写を抑制することを見出した。この結果は、前立腺癌に対する新たな治療アプローチになることが考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの知見により、クロマチンリモデリング因子であるSwi/Snf複合体は癌抑制因子として働き、癌の悪性化に関与することが明らかになってきた。しかし、Swi/Snf複合体は細胞増殖に必須な遺伝子の転写を制御するため、in vivoにおける実験系では詳細な機能の解析が困難であった。本研究では、in vitroにおいてクロマチンリモデリングを介した遺伝子転写を誘導する系を用いて、新たなSwi/Snf複合体の機能を調べたものである。本研究結果は、Swi/Snf複合体の癌化における役割を解明できるものであり、癌の治療に対する新たなアプローチを開拓していくものである。
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