研究課題
若手研究(B)
コレクチンCL-K1の遺伝子欠損と3MC症候群の病態との間に関連性が見い出されたことから、CL-K1が個体発生や成長発育に関与する可能性が示唆されている。本研究の目的は、3MC症候群の治療法確立の可能性を模索するため、本疾患の病態や発症原因を明らかにすることである。本研究では、CL-K1が別のコレクチンCL-L1と相互作用することを明らかにすることができた。このことから、3MC症候群の病態発症にCL-K1だけでなくCL-L1も関与する可能性を示唆することができた。
3MC症候群の発症原因は不明なままであり、根本的な治療法や予防法の確立には至っていない。本研究の目的は、3MC症候群で生じる病態やその発症機序を明らかにすることで、治療法や予防法開発の糸口となる知見を得るところにある。本研究成果では、3MC症候群の発症に別のコレクチンCL-L1も関与する可能性があることを示唆することができた。この成果は、本疾患の将来的な治療法、予防法開発において有用な情報となる可能性が考えられる。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 3件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)
PLOS ONE
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