研究課題/領域番号 |
16K19069
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人類遺伝学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
牧野 晶子 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 助教 (30571145)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | ウイルスベクター / 幹細胞 / RNAウイルスベクター / 遺伝子治療 / 幹細胞遺伝子治療 / ボルナウイルスベクター / X-SCID / エピソーマル |
研究成果の概要 |
ボルナウイルス(BoDV)は幹細胞へ持続感染するRNAウイルスである。本研究ではBoDVを用いて幹細胞治療を実現する長期遺伝子導入系の構築を目指した。X-SCIDの原因遺伝子であるIL2RG発現BoDVベクターを作製して造血幹細胞へ接種した。同ベクターは目的の遺伝子を発現したが導入効率は低かった。G蛋白質をCnBV-1に置換したベクターは効率が15倍上昇した。同ベクターはiPS細胞を含む幹細胞への導入効率も上昇させた。X/P遺伝子をVSBVの配列に置換したBoDVベクターも効率を上昇させた。本研究で作製した改良型BoDVベクターは幹細胞遺伝子治療の新しいプラットフォームになりうると考えられた。
|