研究課題/領域番号 |
16K19081
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
藤倉 航平 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (50773751)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | IPNB / 遺伝子変異 / 胆管内乳頭状腫瘍 / 胆管癌 / エクソーム解析 / 病理診断 / 予後 / 免疫形質 / 乳頭型胆管癌 |
研究成果の概要 |
IPNBは胆管癌より予後の良い胆管上皮性腫瘍であり、膵IPMNの胆管カウンターパートとして提唱された。外科的切除された胆道腫瘍165症例をレビューした結果、IPNBは全胆道腫瘍の5%に見られた。粘液形質とサイトケラチンの発現パターンをクラスター分析した結果、IPNBは胆管癌とは異なるクラスターに大別された。また、IPNBの予後は胆管癌と比較して良好であった。胆道腫瘍では稀なCTNNB1とAPCの遺伝子変異がIPNBでは43%と高頻度で蓄積しており、免疫染色の結果、β-cateninが細胞質あるいは核内に集積していることが明らかとなった。IPNBは胆管癌とは臨床病理学的、遺伝学的に異なっている。
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