研究課題/領域番号 |
16K19122
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
|
研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
氣駕 恒太朗 自治医科大学, 医学部, 講師 (90738246)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | ピロリ菌 / sRNA / 酸化ストレス / ノンコーディングRNA / チオレドキシン / 胃がん / 病原性 / Helicobacter pylori / bacteria / non-coding RNA / pathogenicity |
研究成果の概要 |
ピロリ菌の慢性感染は、胃炎、胃潰瘍、胃癌そしてMALTリンパ腫の発症に密接に関わっている。本研究を進めていくと、ピロリ菌は自身が保有するある小さなRNA(sRNA)を用いることで、酸化ストレスによる細胞障害を免れていることが明らかとなった。さらに本研究では、sRNA-X遺伝子の欠損ピロリ菌株を作製し、解析することで、sRNA-Xが酸化ストレス応答に重要な遺伝子であるチオレドキシン関連遺伝子の発現を安定化するという新規メカニズムを見つけた。sRNA-Xを欠損したピロリ菌は胃への定着能も著しく減少したことから、このような小さなRNAがピロリ菌感染による胃の疾患に関与していることも示唆された。
|