研究課題
若手研究(B)
最近、HIV-1感染に対する宿主因子としてSERINC3/5が同定され、Nefが拮抗分子として働くことが報告された。本研究では、HIV感染者コホートを元に、SERINC3/5とNefの攻防が、HIV感染者の病態形成に与える影響を解析した。国内で集めた無治療のHIV-1慢性感染者のコホートにおいて、インフォマティクス解析を行ったところ、HLAクラスIアリルと相関するNefにおけるアミノ酸変異の蓄積の総和が血漿ウイルス量と逆相関することを明らかにした。さらに、見出されたHLA関連Nef変異はSERINC3/5への拮抗機能を低下させることを明らかにした。
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Journal of Virology
巻: 92 号: 1
10.1128/jvi.01409-17