研究課題/領域番号 |
16K19167
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
免疫学
|
研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
安達 悠 国立感染症研究所, 免疫部, 主任研究官 (40749016)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | インフルエンザ / B細胞 / 交差防御抗体 / インフルエンザワクチン / 免疫学 / B細胞 / ワクチン |
研究成果の概要 |
我々は以前に、インフルエンザウイルス複製部位である肺組織の胚中心において、交差反応性B細胞が高頻度で選択されていることを明らかとした。本研究において我々は、この交差反応性B細胞が認識するヘマグルチニン(HA)のステム領域に隠れた抗原部位を特定した。さらに、この抗原部位は通常の三量体HA構造では隠れている一方、ウイルス複製時の酸性条件下において生じる膜融合型HA抗原構造で露出することを明らかとした。さらに、この膜融合型HAを免疫することで交差防御抗体の誘導が可能であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で見出した交差防御抗体は、ヒト記憶B細胞にも存在することからユニバーサルワクチンの新たな標的抗体になると考えられる。さらに、この交差防御抗体を選択可能な構造改変型ワクチン剤形は、現行ワクチンから簡便に作製可能であり、新規ユニバーサルワクチン剤形となることが期待される。
|