研究課題/領域番号 |
16K19172
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
恒川 幸司 岐阜大学, 医学部 医学教育開発研究センター, 助教 (70556646)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | シームレス / Institutional Research / アウトカム / 学習者評価 / キャリアマネジメント / 評価 / キャリア / 社会医学 / 医学教育 |
研究成果の概要 |
岐阜大学医学部医学科の卒業生を対象に、初期臨床研修病院と連携して、学内の教務データと初期臨床研修時のデータを統合し、キャリア的な観点と、能力的な観点から解析した。キャリア的な観点では、各施設・診療科に選択臨床実習として来る学生は、その病院だけでなく、将来の診療科を後期研修先として選ぶ可能性が高いことが明らかになった。また、能力的な観点では、卒前と卒後の評価は、項目によって一定の関連性を有し、在学時と研修医の筆記試験、学生時と初期研修時の指導医評価のように類似した評価法が比較的高い相関を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、組織の垣根から困難であった卒前と卒後の評価を統合し、卒後の評価に強く関連性を有した卒前評価法が明らかになったことで、未来の医師のアウトカムが向上して、最終的な医療の質向上に貢献すると思われる。また、卒後研修医の評価も卒前と同じように多面的な方法で学習者を評価する必要があることが示された。さらに、卒前・卒後評価を全国的に調査することで、各種評価における妥当性の検証を深めるためのパイロット調査として意義深いものであると考えられる。
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