研究課題/領域番号 |
16K19179
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
関 正康 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (00532227)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | プライマリケア / 総合診療 / 家庭医療 / 生涯学修 / problem-based learning / Problem based learning / 質的研究 / プライマリ・ケア / 家庭医療学 / 医学教育 / フォーカスグループインタビュー / 生涯教育 / CPD / problem based learning / 生涯学習 / 医歯薬学教育 |
研究成果の概要 |
我々は、プライマリケア必要な能力を習得するための「家庭医療ブラッシュアッププログラム」を設計した。その第1期生を対象にフォーカスグループインタビューを行い、受講者のニーズや受講による行動変容が明らかになった。ニーズについては、プライマリケア医への転向に関する標準的な教育プログラムなく、プライマリケアに関する卒前卒後教育や生涯学修が十分でないことが明らかになった。受講者の変容については、行動への自信、思考方法の変化、プレゼンテーション能力の向上、自らの立場の変化の自覚、に分類でき、自信や自覚、能力の向上には、多様な参加メンバーと寛容な討議環境が基になることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本プログラムは、異なる現場・専門分野の医師同士が討議し、プライマリケアの実践で必要な家庭医療に関する諸問題を問題解決型に学習するものである。我が国の医師の生涯学習において、医師個人が知識を重点的に学習するプログラムは存在するが、医師同士が協同して問題解決型で学習するものは稀である。本研究でプログラムのニーズと受講後の行動の変容が明らかになった。それにより、さらなる自己学習への貢献、診療の質の向上、そして診療を受ける患者のQOLの向上につながると期待できる。さらに、受講した医師がそれぞれの地域で診療・生涯学習を継続し、質の高い診療の実践や地域における生涯学習のリーダーとなることが期待できる。
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