研究課題/領域番号 |
16K19185
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
外山 政明 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (80747600)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | TMNAA / マイクロアレイ / ATL / 成人T細胞白血病 / 標的分子 / 癌 |
研究成果の概要 |
成人T細胞白血病(ATL)はHTLV-1の感染が原因で起こる致死的な造血器悪性腫瘍であり,現在のところ有効な治療法は確立されていない。これまでに我々は,選択的な抗ATL効果を有するTMNAAを同定しており,本研究は,選択的な抗ATL効果を有するTMNAAの作用機序解析を目的としている。作用機序解析のため、マイクロアレイ解析を行ったが,薬剤処理されたATL細胞株において共通する遺伝子発現の増減については得られなかった。一方で,TMNAAがATL細胞に対しアポトーシスを誘導することで抗ATL効果を示すことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成人T細胞白血病(ATL)はHTLV-1の感染が原因で起こる致死的な悪性腫瘍であり,未だ有効な治療法は確立されていない。本研究は,選択的な抗ATL効果を有するTMNAAの作用機序の網羅的解析を行った。しかし,本解析法では決定的な遺伝子群は同定されなかった。一方,TMNAAはアポトーシスを誘導することでATL細胞の増殖を抑制することが明らかとなった。このことから,TMNAAはユニークな作用機序を有することが示唆された。
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