研究課題/領域番号 |
16K19191
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
須藤 絵里子グレース 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, プロジェクト助教 (60748367)
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研究協力者 |
赤澤 智宏
馬渕 洋
鈴木 喜晴
緒方 勇亮
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 間葉系幹細胞 / 純化 / フローサイトメーター / 移植 / 免疫抑制 / Teneurin-4 |
研究成果の概要 |
本研究では、間葉系幹細胞(MSC)の移植効率を反映するサロゲートマーカーを明らかにすることを目的としている。一般的なMSCの分離法は、組織から得られる雑多な細胞集団を接着培養するというものである。しかしこの手法では、長期の細胞培養が必要な上、MSC以外の細胞の混入が避けられない。より有効性の高い細胞を分離するため、組織中の細胞を選択的に分離する「新鮮純化法」を開発した。新鮮純化MSCはTen-4を高発現している。この方法によって骨髄MSCを高効率に純化できるということを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、ヒト、マウス、ラットの間葉系幹細胞をを高純度に分離するマーカーとしてCD73の同定に成功した。この方法によって分離された間葉系幹細胞のラットへの移植実験により、移植効率が向上することを明らかにした。CD73は間葉系幹細胞のユニバーサルマーカーとなりうる可能性が示唆された。ヒト間葉系幹細胞を用いた移植治療への有用な分離方法となることが期待される。
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