研究課題/領域番号 |
16K19206
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 千葉大学 (2017-2019) 同志社大学 (2016) |
研究代表者 |
山形 一行 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (60455912)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | エピジェネティクス / TET2 / 白血病 / 体細胞変異 / 生化学 / EP4遺伝子 / 次世代シーケンス / 腫瘍検査 / 創薬 |
研究成果の概要 |
白血病において見られるTET2遺伝子の高頻度の体細胞変異の意義を明らかにし、臨床応用につなげることが本研究の目的である。本研究は特に変異が多数見つかる機能未知のCRドメインの機能を探ることに焦点を絞り、解析を進めた。その結果、TET2の機能未知のCRドメインがヒストンH3のリジン36番のモノ、ジメチルを認識するドメインであることを発見した。白血病で見られる体細胞変異を導入すると、この認識機構が撹乱することも確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は白血病で高頻度に体細胞変異の起こるTET2の機能未知ドメインがDNA配列変異を超えた意義(エピジェネティクス変異という)、すなわちヒストン修飾を読む機能を持つことを明らかにした。さらに体細胞変異がヒストン修飾の認識を変えることを示した。これらは学術的に興味深いのみならず、白血病に対する創薬について新しいターゲットを提示したという点で応用面でも重要である。
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