研究課題/領域番号 |
16K19213
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
泉 仁 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (60420569)
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研究協力者 |
岩堀 裕介
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 上腕二頭筋長頭腱 / 痛み / 腱板断裂 / 肩痛 / 運動器疼痛 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
上腕二頭筋長頭腱(long head of biceps tendon: LHBT)は「力こぶ」をつくる筋肉の腱で、肩関節内から出て上腕の前面を走行する。LHBTは肩の疼痛源の一つとして認識されているが、その痛みの特徴には不明な点が多く、各種の肩痛疾患におけるLHBT由来の痛みの関わりは患者によって様々である。本研究では、健常人のLHBTに一時的な痛みを誘発する少量の食塩水を超音波ガイド下に正確に注射することで、その痛みが肩前面だけでなく側面や後面まで広がることや、腱自体の構造的異常がなくても肩・肘を動かす筋力が一時的に約30%低下することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腱板断裂は中高年の肩痛をきたす代表疾患であるが、その痛みにはLHBT由来の痛みが混在している可能性が高い。本研究の成果は、LHBT由来の痛みの広がり方や肩・肘の運動機能に与える重要性、および腱板修復術に際して痛みのためにLHBT切除術などの追加処置を行うことの妥当性、有効性を示唆するものである。
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