研究課題/領域番号 |
16K19227
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
大野 直樹 金沢大学, 保健学系, 助教 (30642219)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | MRI / 頭蓋内環境 / 灌流 / 水分子拡散 / 弾性 / 拡散 / 磁気共鳴画像 / 水分子揺動 |
研究成果の概要 |
磁気共鳴イメージングを使用して心周期に依存した脳の水分子拡散の変化(水分子揺動)に内在する灌流,水分子の制限拡散および揺動情報を一度に取得し,各情報を統合的に評価するために新たな解析手法を開発した.独自に作製した人体の頭蓋内模擬環境(頭部動態ファントム)および健常ボランティアにおける検討によって本手法で取得した各機能情報の正当性を検証した.今後は臨床データを蓄積して本手法の臨床有用性を確立するつもりである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本手法は独自の撮像・解析法により揺動MRIに内在する灌流,水分子の制限拡散および揺動情報を一度に取得して統合的に評価することが可能である.また,通常のMRI 検査に10分以内の撮像を加えるだけであり,被検者の負担は少なく,解析は申請者が開発したコンピュータプログラムによって完全自動化されるため,通常のMRI 検査に組み込むことは容易である.本手法で得られる各機能情報は脳腫瘍の組織形態および腫瘍細胞周囲を取り巻く微小環境の変化に関係することから,脳腫瘍の悪性度,進展度および治療効果の評価に有用となり得ると考える.
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